診療時間
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    第3水曜日の午前は休診とさせていただきます。
※自費も保険もキャッシュレスでの決済が可能です。

歯科医院での
メンテナンスが必要な
理由は?

歯科医院でのメンテナンスが必要な理由は?

  • 「病気の予防」
毎日の歯磨きで磨き残したプラークを除去することで、むし歯や歯周病を予防します。
  • 「進行の予防」
むし歯や歯周病が発生した場合、メンテナンスを行うことで、その進行をある程度食い止めることができます。何らかの原因で治療ができない場合や効果が見込めない場合も、対症療法や経過観察で対応できる場合があります。
  • 「再発予防」
治療が完了して良好になったお口の状態をメンテナンスで維持し、むし歯や歯周病の再発を防ぎます。
磨き残しを放置するとむし歯や歯周病の原因となり、体内への細菌の侵入を許すことになります。これを防ぎ、お口の良好な状態を維持し、全身の健康を増進するために、メンテナンスはとても重要です。ライフスタイルの一部に積極的に取り入れていただくことで、しいては健康寿命の延命につなげていただきたいと考えます。

バイオフィルムについて

バイオフィルムとは、歯の表面や歯ぐきの中のプラークが菌体外多糖というものを作って蓄積・凝集した細菌の固まりです。バイオフィルムは細菌同士の間のすき間が狭いため、消毒剤や抗菌剤、白血球などが内部に入り込めず、薬剤などでは除去できません。また膜状のバリアー「フィルム」をもっているため、歯ブラシで取り去ることもできません。バイオフィルムや歯石は、細菌にとって非常に生息しやすい温床となり、これがむし歯や歯周病の原因となりますが、歯ブラシのみでは予防ができないのです。
このバイオフィルムや歯石をきれいに取り去るには、定期的なメンテナンス=SPTが必要となります。

メンテナンス=SPT
(サポーティブペリオドンタルセラピー)
について

メンテナンス=SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)について

SPT(サポーティブ・ペリオドンタル・セラピー)とは、歯周病のすべての治療が終わって病状が安定していると判定された場合に、病状の安定を維持するためのPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を主体とした、定期的なクリーニングを指します。
SPT時には、口腔状況のみならず全身状況を把握し、プラークコントロールの指導や食生活指導などの生活習慣の改善指導を含んだ歯周病管理を行います。
また、むし歯の有無や軟組織の異常、トータルなかみ合わせや義歯の調整など、口腔内全体のチェックを行ってまいります。これらを総称して『メンテナンス』と呼ぶのが一般的です。
SPTの効果については、歯周治療の長期臨床研究から、SPTが歯周治療の良好な結果を維持する上で、きわめて重要な役割を持つことが証明されています。

PMTCとは

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯科医院で予防のプロによって行われる徹底した歯面清掃です。専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使用して、歯磨きでは落とせないバイオフィルムや磨き残したプラークを中心に歯面の清掃と研磨を行い、むし歯や歯周病になりにくいお口の環境に整えます。
PMTCでは、歯科医師や歯科衛生士が、ご自宅でのケアでは行き届かない部分を中心に、歯面のバイオフィルムやプラークを除去します。歯石が付着している場合は、スケーラーという器具を使って機械的に歯石を取り除きます。
さらに、歯面清掃では回転式器具と研磨剤を用いて、歯の表面に付いた着色や汚れを徹底的に除去します。
PMTCを定期的に受けることで、歯と歯ぐきの健康を長期間にわたって維持することができ、むし歯や歯周病の予防にも役立ちます。

当院のメンテナンス

当院のメンテナンス

すべての治療が終了した方、あるいはメンテナンスをご希望の方に、高度で専門的な予防処置を長期間にわたって実施します。幼児からご高齢の方、健康な方から介護が必要な方まで、すべての方を対象にしています。
ご自身で完璧な歯磨きができる方はいらっしゃいません。どれほど気をつけて磨いたとしても、プラークやバイオフィルム、歯石を取り去ることはできません。それはすなわち歯周病を進行させ、体内への細菌の侵入を許すことになります。これを防ぐには歯科医師・歯科衛生士の手で定期的に清掃する必要があります。
当院では、『予防歯科』の一つの手段として、特にメンテナンスに力を入れており、皆さまに定期的に通っていただいています。皆さまのお口や全身の状態に合わせて、適切なメンテナンスやブラッシング指導を提供するとともに、むし歯や歯肉の早期発見・早期治療のための検診を行い、お口の健康を生涯にわたってサポートしてまいります。

section メンテナンスの流れ

当院では、次の流れでメンテナンスを行っています。

Step 01

歯周病の検査

プロ―ビング検査
歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の深さを測り、歯周病の箇所と程度を調べます。
同時に歯ぐきからの出血の程度も確認します。

レントゲン検査
歯周病が進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収し、歯の動揺や喪失につながるため、レントゲンで歯槽骨の状態を調べます。

染め出し
歯周病の原因は歯に付着するプラークです。汚れがある部位に赤い色がつく染め出し液を使用して、歯周病のなりやすさを確認します。

Step 02

デブライドメント

専用の器具を使って、歯の表面や歯周ポケットから歯周病の原因となるプラークを除去する処置を行います。

Step 03

歯周ポケット内の洗浄と
歯石除去

歯面や歯周ポケット内に付着しているプラークや歯石を、専用の器具を用いて除去します。よりきれいに取り除くために、超音波スケーラーを用いて歯周ポケット内を洗浄し、ポケット内の細菌やバイオフィルムを排除します。

Step 04

PMTC

専用の機器と研磨剤を使用して、歯面の清掃と研磨を行います。 ※保険診療で対応しています。

Step 05

むし歯の検査

磨き残したプラークや歯石をしっかりと取り除き、目で見て確認できる状態でむし歯の有無を調べます。
必要に応じて、視診・触診・口腔内カメラ・レントゲン検査などを行います。

Step 06

ブラッシング指導

歯並びや歯ぐきの状態などに応じて、歯ブラシの当て方や磨き方、歯ブラシの選び方をお伝えします。歯磨き後に行う、デンタルフロスや歯間ブラシでのケア方法についてもアドバイスします。

Step 07

歯科医師によるチェック

歯科医師が最終的にお口の中のチェックを行います。お口の中に汚れが残っていないかをチェックし、むし歯や歯周病の状態、かみ合わせ、歯並びなども確認して問題がなければ完了です。
問題があれば必要に応じて早期発見・早期治療につなげ、重症化を予防することで、健康なお口から健康寿命の延伸をめざします。

Step 08

検査結果のお渡し

わかりやすく表示した検査結果をお渡しします。その時点でのお口の状態や、毎回のメンテナンスでの経時的な変化を確認することができます。指定のアプリをご使用の方は、検査結果をネット経由でお送りすることも可能です。
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